介護職の仕事内容を知ろう

介護職の仕事において、生活を助ける具体的な仕事内容として、以下のことが挙げられます。

1つ目は、食事介助です。生きる楽しみが食べることという人も多いのですが、高齢になり身体の機能が低下してくると、食事の動作が困難になることも多くなります。そこで、できない部分を助けていく必要があります。人によって食べるペースや食べられる量には個人差がありますので、その人に合わせて介助していくことがポイントです。

2つ目は、清潔ケアです。清潔ケアは、衣服の交換、入浴介助、口腔ケアなど多岐にわたります。高齢者は、清潔を保てない状態が続くと、感染症などに罹患するリスクが高まるので、清潔ケアは非常に重要です。しかし、大きな移動や、難しい動作は転倒転落のリスクがありますので、身体機能に合わせた介助を考えて実行していく必要があります。

3つ目は、排泄介助です。高齢者によっては羞恥や遠慮から、排泄の訴えがうまくできない人もいるため、尊厳を守りながら介助するという比較的難しい問題です。タイミング等きちんと考慮して、心身ともに負担が減らせるように関わっていく必要があります。

4つ目は移動や移乗の介助です。人によっては歩行の見守りなど、こちらから手を出さなくても大丈夫な場合もありますが、全介助をすべき人もいます。身体の機能を今以上に低下させないため、できることはしてもらい、リスクが高いことやできないことは介助することが必要です。そして、対象の力を見極めながら、介助していくことが大切です。